BEAUTY COLUMN
美肌への近道

くすみって一体何者?正体を考える。

2018年 11月 7.日更新

肌のくすみで悩んでいる方、とても多く感じます。ある調査では、30代後半から、40代前半の女性のうち、なんと90%の方が、美しい肌として「くすみのない肌」をあげているそうです。


(新井清一「皮膚をめぐる香粧品科学と皮膚科学くすみと基礎化粧品」、香粧会誌、18(3) 149-153 (1994)より)

くすみのない肌は、理想の肌。でも、できてしまったくすみは、どうすれば?そもそもくすみとはいったいなんなのでしょう?

くすみを定義することは、実は難しい。

日本化粧品工業連合会効能効果専門委員会により提案された「くすみの定義(案)」によれば、

顔全体または目の周りやほほなどの部位に生じる、肌の赤みが減少して、黄みがまし、

および/ または

肌のつやや透明感が減少したり、皮膚表面の凹凸などによる、影によって、明度が低下して、暗く見える状態。

という、なんともわかったような、わからないような定義。(しかも(案))

実際に肌のくすみの感じ方は人それぞれ。

アンケート調査によると、くすみを感じる肌の状態について

・血色の悪い時
・肌のはりが感じられない時
・肌の艶がなくなった時
・肌のきめが荒く見えた時

など、様々な状態が挙げられています。肌の色や、肌表面の状態が、「くすみ」と大きく関係していることがわかります。

くすみの対策も、それぞれ。

くすみを発生する要因から、対処方法を考えると、

1、血行不良による肌の赤みの低下

 →新陳代謝を高めて血行を促進する。そのことで、血の気を帯びた肌色に。

2、メラニンの沈着

 →紫外線を防いで、メラニンの過剰な産生を防ぐ。

3、肌の弾力などが低下することによる皮膚表面のでこぼこ

 →真皮機能を活性化させて、肌の弾力を維持する。

4、角質が厚くなったことによる、透明感の低下

 →肌のターンオーバーを促して、肌のつやや透明感を導く。

5、皮膚表面での乱反射による、つやの低下

 →不足した水分をおぎなって、きめを整えること。肌表面の凹凸をなめらかにする。

過剰なメラニンの生成をおさえる対応成分でケアをすることが有効な方法のひとつです。

肌の老化によって、くすみの原因となる、肌の凸凹や、肌の弾力低下等がおきます。くすみを予防するには、やはり日頃のスキンケアが重要になってきます。

まとめ

くすみは、さまざまな要因がからまっていることがわかりました。くすみの原因をなくしたり、防ぐためには、日頃のスキンケアが重要です。日々のケアで、くすみのない、ハリとみずみずしさのある肌を目指しましょう。

 

参考資料:
武田克之、原田昭太郎、安藤正典監修 「化粧品の有用性 評価技術の進歩と将来展望」 薬事日報社 2001

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